長野伊那学園 三澤裕子

子供の頃から身体が悪く、医者ではなかなか良くならず、苦しみながら何十年も生活してきました。そんな時友人に誘われ、ヨガ教室へ見学しに行き、その場ですぐに入会しました。 ゼンソクから始まり、肩こり、腰痛etc.……。未病の固まりだった私です。 ヨガを始めた頃は小学生だった二人の息子も今は二十五才になり、昔の私を知らない生徒さんは、「健康で明るい先生でも、そんなに悩んだり、苦しんだ時があったんですか?」と驚かれます。病気と共生したお陰で、ヨガに出合い、先生方や、生徒さん達にも支えられ、喜びや悩みを共にすることが出来、心から感謝しております。 師が言われた、一日を一生と思い、そして毎日淡々と続けている姿が、「指導とは行ずるに通ずること」と信じ、これからもヨガと対峙し、自分の顔を作るべく精進して行きたいと思います。まだまだヨガに触れる事のない地域の草の根に入り、ヨガのすばらしさを広めて行きたい、そんな気持ちでいます。

インナームーブ62号より