千葉勝浦学園長 本城洋子
こころも からだも ここちよく
ヨガには「結ぶ・つなぐ」という意味があります。学園長となった今、この言葉の深さを改めて感じています。20年前、職場のヨガ教室の講師に、大学の先輩である長谷川先生をお願いし、ヨガと出会いました。ヨガに興味を持ちつつも、当時は、大学の研究生と母の看病に明け暮れる毎日で、全く余裕がありませんでした。しかし、先生からはヨガへ誘う継続した声をかけをしていただきました。退職を機に10年間休んでいたヨガを再開し、先生から指導者になるよう薦められました。ヨガへの先生の熱い思いと80代でもヨガの指導や生徒の育成にと活躍される姿に感銘を受け、指導者を目指すことになりました。 しかし、10年間のブランクと退職後の体の変化で、ヨガを学ぶ厳しさは予想以上でした。足踏みし、先に進むことを諦めかけたことも何度もありました。その度に先生から適切な指導や助言、仲間達からの心温まる励ましをいただき、歩み続けることができました。 私は、人が「幸せ」を感じるのは、毎日を笑顔で過ごせることであると、常日頃考えています。そのためには、安定した心と健やかな体を養うこと、そして、自分に足りない部分を補ってくれる仲間が必要です。ヨガを通し、心の交流を深め、絆を育んでいけば、きっと幸せの輪(円)を広げることができると信じています。ですから、ヨガを終えた後の皆さんに、笑顔がこぼれる教室を目指していきたいと思っています。 指導者として、まだまだ学ぶことが多く、支援していただくことばかりです。91歳になられても、凜として、10のヨガ教室を運営する長谷川先生の背を追いつつ、学園長として皆さんが日々笑顔で過ごせるようヨガ教室を創って参りたいと思います。 感謝合掌
インナームーブ217号より
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