相模川学園長 清藤千枝子
心の寄り所
私にとってのヨガとは、生きるための心の寄り所です。四十歳のころ、アメリカ駐在時代にヨガと出会い、帰国後、長田先生の教室に入り、休みがちな私をいつも笑顔で迎えてもらいました。ヨガが大好きというだけで講師の道を考えていなかった私が五十歳のとき、ヨガを伝える側に入ることになりました。当初の苦労は並大抵ではなく、先輩先生方にずいぶん助けられました。トレーナーになり、順調に教室が増えたころ、新たな駐在地マレーシアへ行くことになり、教室もヨガ活動も中断です。 そこでは、外国人向けの教室に入り、やり方の違うヨガを習い、友人たちとのヨガも細々と続けました。自分のヨガ時間を多く持てたおかげか、病気することもなく元気で過ごすことができました。 五年後に帰国し、ふたたび一教室からスタートです。一年後、幸いにも学園長に推薦していただきました。当然、、困ったり悩むことが増えましたが、ヨガ療法の勉強をするなかで、会長をはじめ多くの師範の先生方に指導を受けられたことは大きな収穫でした。 今はご縁のできた生徒さんひとり一人に寄り添ったヨガをしていきたいと思っています。そして、高齢になっても心身ともに健康で尊厳のある生き方をするためにもきっとヨガは役立つと信じています。先生になりたてのころ、へこみそうになると「宝石の原石」だと言って励ましてくださった長田先生に感謝しています。 感謝合掌
インナームーブ203号より
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