鹿児島錦江学園長 中間美智子
ヨガと共に
『アー、気持ちよかった!』、生徒である仕事帰りの妹の感想です。『和やかなヨガの集まりが毎回楽しみ』と通ってきます。 37年前のこと。ヨガに関しては全くの無知だった私に、こんな本があるよと小型の教本を渡してくれたのが彼女なのですから、本当に不思議です。この教室を開講申請・担当させていただいたきっかけは、5年前の東日本大震災でした。何か私にできることはないだろうか、今できることは限られていてもとにかく行動に移したい...との思いが沸き起こってきたのです。そしてこのすばらしいヨガ健康法を身近な方々に伝えることでも何らかの貢献になるかも知れない、と一大決心し立ち上がったのがこのヨガ教室でした。 かつて、夫の赴任先インドネシアのジャカルタに8年間暮らしたことがあります。言葉や文化の違いこそあれ、共に育んだヨガ仲間との絆を忘れることはありません。時に、いかなる困難な状況をも乗り越えて、たくましく生きてきた経験はかけがえのないものでしたから。こうして、ヨガは私の生活に欠かせぬものになり、やがて道しるべとなりました。ご指導いただいた国際ヨガ協会の会長はじめ先達・師範の先生方、恩師田中先生のおかげと感謝しています。 これからもヨガを愛する仲間の一人として、支えあい生きている喜びを分かち合い深めたい、そして人々の心にもこの思いが届きますようにと願わずにはいられません。
インナームーブ202号より
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