北京都支部 摩耶学園 学園長 阪根美穂

私がヨガを始めたきっかけは、こころの迷いや曇りがあり、写経や仏教の本を読んでいた時、人の生まれた目的は解脱だ、それには瑜伽だとあったのを見て、おぉそうか、それではその瑜伽をやらない手はないと思い一週間後に山下先生のクラスの広告が偶然(必然ですね)入り、来た!と早速やる気満々で体験に行った事に始まります。ヨガとは何かを、当時は全くわからずにやる事を決めました。体験の日、山下先生をひと目みて、「すごい、それが何かはわからないけど、全てが自然な人の気がする。この人なら大丈夫だ、ヨガは何かわからないけど」そんな事を感じたのを思い出しました。その直感は正解だった事を今は実感しています。 ヨガと出会っていなかったら、どうなっていただろうと思う事が沢山あります。体もこころもです。ヨガという生き方を柱にすれば、迷いなく行ける事も、もしそれがなかったらどんなに苦しく生きていただろうと思います。自分のクラスだけではなく、国際ヨガ協会には多くの先生や仲間との出会いのチャンスがあった事も、素晴らしさの一つです。  今では、多くの先生と仲間のお蔭で、学園長をさせて頂くようになって、驚きです。 でも、それは私にとって素晴らしい事でもあります。自分の体験した苦しさもしあわせも肥やしに、精一杯人のお役に立ちたいという希望のあった私には、神様から与えられた使命の一つだと思います。  とはいえ、自分が学ばせて頂いているばかりと気づきます。先生方に教わり仲間に教わり、そして、 生徒さん達にこそ多くの事を教わり、自分を成長させて下さっている事にしばしば感謝します。 実は、教室の始まりと終わりの合掌の時、目の前の生徒さんを師として礼拝している事を打ち明けます。そして、この場をありがとうございましたと神様に必ず感謝しています。  これからも、精進して参ります。先生方にご指導を賜り、生徒さん方に、少しでもお役に立てるように。

インナームーブ111号より