いさはや学園 学園長 勝矢眞由美

私がヨガと出会ったのはちょうど30歳の時でした。バレーボールで膝を悪くし、激しいスポーツが出来なくなった私は、それでも何かの形で体を動かしていたい。そう考えていた時に、雲仙学園の緒方先生からお誘いを受け、ヨガを習い始めました。  最初は体も硬く、思うように動きませんでしたが、それでもヨガをした後に、すごく元気になっている自分に気づきはじめました。当時はヨガを教える立場になろうという思いはまったく無く、元気になっていく自分、癒されていく自分がただただ嬉しくて、教室に通っておりました。  体から入っていくヨガの世界が、いつの間にか心をも癒してくれる。そんなヨガの世界に魅せられ、気づけば、なんと今は生徒さんにヨガの素晴らしさを伝える立場になっておりました。  私のような者が人様に何かを教えるなんて、考えてもおりませんでしたし、今でも自信はありません。でも、自分が生徒であった時の経験を生かし、ホントにホッとするような癒しの空間、体と心を静かに見つめ直すような時間を創っていけたらと願っております。 感謝合掌

インナームーブ103号より